悲しみのアスレチック
憎たらしいことです。合宿中に思い出したのはやっぱり家族だとか親友だとか、彼らの霊魂が真円を描いて重心を畳の上に固定していてくれてたってのが大きくて、申し訳ないけど墓碑を目にした瞬間にそういうの全部飛んでっちゃった。そのくせ水平に等速に、僕ら生粋の無機物ですよみたいな顔して、どこだろう、アメリカにでも行くんですかね。タコスが美味しい国です、移民が世界中の風俗をめちゃくちゃにしてる。これはやっぱり、悔しいなあ。