うがいをしてるとき、洗面台から一度離れる
机の消しゴムがスカートで隠れてた
お願いされるまで弁当箱を開けない
窓の中央を拭かない
習字の時に雪だるまみたいな文字を書いていた
取りすぎたティッシュを下から戻した
頬を押さえてると指輪が見える
違うのがきて、何も言わず食べた
暇つぶしに駅でマンガ貸してた
プールサイドに立ってる時しか最初は認識できなかった
人見知りなのに、知らない木の実をほおばってた
断れずにつり革を触られていた
トランクに自分から入った
みじかい眉毛みて、繋がりたいと思った
飼ってる亀の話聞いてる二人が卒業アルバムに載った
足と靴下の境目が分からなかった
花を渡したら道しるべにした
自転車が喉から手が出るほど欲しい
洗剤を買う時に小さい文字を読んでた
洞窟では、たまに走り回ることがある
瞳の美しい犬を数匹飼っていた
貝だけ要る日に謝って入ってきた
舌ピアス触らせてくれた
阪神のヤジみたいな注文が通る
恥ずかしがって黒板を削ってた
平成に赤いハンカチは無いと思ってたことが自分で衝撃だった
客が食い倒れてる店から、爪楊枝咥えながら出てきた
産んですぐ旅に出た
同じガードレール持って帰ろうとした
同じ醤油を使っていたのに、父の唇は青かった
試着だけして、戻ってトイレも借りてた
Tシャツを3枚来て着膨れしてた
黒く塗り潰したノートに消しゴムで書いてた
料理の時にボイパしてて、ずっと何も切ってない。
笑い声のボイパで笑ってた
硫酸捨てながら顔が真っ赤だった
正直になりたくて、鏡の自分を裏から見ようとした
母さんはな、父さんに出会うまで人のぬくもりしか知らなかったんだ
どこにいても居た
ラーメンを啜るタイミングが3連続で被った