トラックの運転手に、どこで毛布買ったか聞く
親よりちょっと遅れて改札を通る
いないとき返事する声を瓶にためてる
「こんなものが何だ」と呟く為の100点をとる
値札のついたドラム缶探してる
親が寝てから教科書を詰める
皆勤賞を逃す日のことをずっと考えてる
間を置いた返事と磨かれたトランペット
汗かいてる子にお金貸せるようになった
なるべく話遮る
ちょっと借りるねとお菓子を漁る
もし捕まった時のために、逆上がりしている
慣れないデパートでも世話になるだろうなと思いながら靴を磨く
空港にいる人気者の靴見ておく
街の人の荷物運ぶ
縁側は良いなと思いながら、自室でスイカ食べてる
星に名前付けてニックネームで呼ぶ
地図を焼いて知らない街を増やす
ベランダで雨に濡れて体操座りしている
唐草模様のネイルに挑戦
パパママを嫌いになる練習をして泣いてしまう
親の視界の死角を常に探している
「かしゅつ」とひらがなで書かれた箱が部屋にある
いってきますの代わりにオリジナルの罵倒を
抱っこの時に眼球を突かれるのが怖くてパパが近づかなくなってきた