旅館の名前聞いて、気のせいかって言う
母校が臭い件で、全責任を負った
ずっと二人でいるみたいに扉開けてる
振り向いて洗濯物が干されてる場所を探す
玄関のデカい桃を触ってから出入りする
割り箸の使い方が分からなくなる練習してる
箸落としても気づかないふりで食べ続ける
転びそうな道を選ぶ
他の皆が働いてる時、休憩室でヒザが暴れてる
「それじゃ間に合わない」と救急車の運転代わる
残らないように、棚の奥まで手を突っ込む
けん玉の穴を覗き込んでため息ついて、一思いにいく
ビル街ではリュックを軽そうに持つ
疑問形に疑問形で返す
寒くないところで寒いって言うときはちゃんと土気色になる
指摘してきそうな奴には釘刺してきた
いつでも腐臭を漂わせられるよう内臓はダメにしてある
肩が重くても整骨院に行かない
AV男優にお願いして屋上から突き落としてもらう
暖色の小物を身につけない
神社仏閣へ入ると一瞬だけ気絶したフリをする
ばあちゃんから大きい数珠を借りる
卒論で幽霊について書いてはいる
連れて来てないよねと車内を見渡してから発進する
くそっ!全然見えないっ!! 幽霊幽霊幽霊幽霊………あれは幽霊?! なんだ猫か…(ごみ袋)