アンパンマンの顔をちぎるも餡まで届いていなくて「こういう所」と呟くOL
メイド喫茶の影響を受けているジャムおじさん「美味しくな〜れ」
アンパンマンの顔「分かりました」
アンパンマン「顔が濡れて力が出ない…」
ばいきんまん「はっひふっへほ〜アンパンマン、今日こそばいきんまん様が勝つのだー!」
バタコ「はぁっはぁっ…なんとか間に合ったわ、アンパンマン!」
ばいきんまん「なーにー、俺様の邪魔をしやがってー!」
新しい顔「アンパンマン!!新しい顔よ!!!」
アンパンマン「えっ!?新しい顔が……!?」
ばいきんまん「しゃ、喋った…!?」
アンパンマン(喋ったということは…僕の顔になる前は新しい顔にも意思が…)
バタコ「アンパンマンに…届いてー!!」
(力一杯アンパンマンに新しい顔を投げる)
新しい顔「アンパンマン!!新しい顔よ!!!」
アンパンマン(また喋った…新しい顔が喋った…!僕の顔となる前は、新しい顔にも家族や、友達がいる…僕の為に、僕の為にそれを消してしまっても良いのか…!?)
新しい顔「アンパンマン!!新しい顔よ!!!」
アンパンマン(ちょっと待て…新しい顔の意思が本当に無くなるのか!?もしかして、僕の意思が無くなり新しい顔の意思が残るとすれば…)
新しい顔「アンパンマン!!新しい顔よー!!!w」
アンパンマン(はっ!やっぱりだ!今声が明らかに笑っていた!!ちくしょう…僕の体が新しい顔に乗っ取られてしまう…!!)
新しい顔「おい!アンパンマン!w新しい顔よーーん!!w」
アンパンマン(ああ…悔しい…こんなところでは終われない…絶対にあいつになんか、体を奪われるもんかっ……!!!)
ばいきんまん「し、しまったー…!!新しい顔がアンパンマンに届いてしまう…!」
アンパンマン(うおおおおっ…!顔が濡れて力が出ない…!!絶対に、絶対に新しい顔なんかに…!!!)
新しい顔「きええええええええっ!!」
(アンパンマンの顔が新しい顔に変わり、光が放たれる)
アンパンマン「元気100倍っ!!!!!アンパンマン!!!!!!」
女の子「それで、それでどうなったの……?」
おじさん「ああ…その後アンパンマンの古い顔がおじさんの目の前に転がってきてね…笑いながら涙を流してるんだよ…」
女の子「えっ…アンパンマン可哀想…」
おじさん「それで喋るんだ…。なにが君のしあわせ?なにをして喜ぶ?…ってね」
女の子「ひぃ…!おじさん、お口から…あんこが出てるっ…!!」
おじさん「…なにが君のしあわせ…??」
女の子「きゃっ…きゃーーー!!!」
おじさん「なにをして……喜ぶ?」
アンパンマンマーチを歌って顔をこちらに向けてくるキチガイ