五十音の最初を「あ・い・う・え・お・う・さ・ま」にしたい
膝から下の部分だけで踊れよ
おい、そこの選ばれし者。飲み物買ってきて。センスに任せるから。
兵「王様、ご観念を。もうこれであなたは終わりです。」
王「むぅ…サンタナよ。まさかお前に裏切られるとはな。」
兵「申し訳ありません。ただこれも我が国の国民を思ってのこと。」
王「仕方あるまい。自らの兵に撃たれることも、王としては本望なのかもしれん。ただ…」
兵「ただ…?」
王「ただ…。餅ができあがってからにしてもらえる?」
兵「はい?」
王「今日届いたの。この全自動餅つき機。」
兵「知りません。諦めてください。」
王「いやいやいや、あと10分くらいでできるから待ってよ。」
兵「えー。殺しますよー?」
王「やめてよー。これの為に餡子とかきな粉とかめっちゃ用意したんだし。」
兵「そう言って逃げる気でしょう?」
王「逃げないってば。この餅さえ食べれたら死んでもいいもん。」
兵「楽しみにし過ぎですよ。」
王「なんだったら毒塗って食べてもいいよ?」
兵「何ですかその自主性。そんなに餅好きでしたっけ?」
王「うん、大好き。死んだらお供えしてね。」
兵「してもいいですけど。」
王「棺桶に入れる場合はちゃんと海苔巻いてね。」
兵「わかりましたよ。」
王「磯辺焼きにしてね。」
兵「もう殺すよー。」
王「わー、待って待って」
ピー ピー ピー
王「あ!やっとできた!食べよう!」
兵「ま、待てー!」
王「いただきまーす。」
兵「王様、覚悟ー!」
グサッ!
王「グフゥッ!ゴホッゴホッ!」
兵「あーもう。きな粉散らかしちゃって」